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BBCモニター、Stirling(スターリング)LS3/5a のおはなし その2 |
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--- KEFのユニットがなくなってから、DougStirlingさんは今までのLS3/5a修理の経験と、蓄えて来た知識で独自のユニットを作ろうとしてい ました。「どうせ作るのならば、最高のLS3/5aを作ろう」とDougStirlingさんは考えていたのです。もちろん最高のLS3/5aとはBBC 局内にあった001/002のことです。 ではなぜその001/002が最高のLS3/5aかというとそれには以下の理由があります。 1.約100対のKEFのユニットから、相性と特徴が完全にマッチしたもの2つのみBBCが選び出したユニットである。(当時、BBCでしか成し得なかったことです) 2.完璧にマッチしたユニットであった為、ネットワークの構成もバランス良くそして回路が少なく、シンプルに構築されていた。(信号の損失が少なく、よりクリアな音が再生される) 3.001/002に使用されているのはKEFの“B110 A6362 / T27 A6340”です。その後のRogersなど各社が量産する際に使っていた“B110 SP1003 / T27 SP1032”(15Ωバージョン) と “B110 SP1228”(11Ωバージョン)とは違う材質で、商業目的となる量産のものには見られない良質且つ醸成された自然な音の香りがある。 4.エンクロージャーの壁が薄く、背面板をねじ留めするなど、メーカーではなくBBCが行った実験で得た結論で完成されている。 KEFは量産メーカーにユニットを提供していましたが、ユニットに使う材料はBextrene社から供給されていました。このBextrene社の材料の 成分が不安定なため、KEFはその材料を一度に少量しか入荷しませんでした。従って、001/002に使われているユニットのように完全にマッチしたもの ではなかったようです。 もちろん、すべてのことを知っていたDougStirlingさんだからこそ、001/002をコピーしようと思ったのです。「デンマークのScan Speak」と「ノルウェーのSEAS」から協力を得て作った“Stirling SB4424”と“Stirling SB4428”はまさにKEFの“B110 A6362 / T27 A6340”のクローンユニットです。DougStirlingさん曰く、“Stirling LS3/5a V2”は001/002の『ExtraCopy』です。  写真は001(/002)の貴重な写真です。 実はこの写真の現物は数年前に7500ポンド(約130万円)で一般人の手に渡ってしまいました。 後に聞いた話によると、DougStirlingさんはこれを何回も開け閉めした為、背面板のねじがしっかりと閉まらなくなってしまっていたと言うことです。 現行機種である“Stirling LS3/5a V2”はDougStirlingさんが持っている総力の結晶です。 全ての製品はDougStirlingさん自らが組立、およびチューニングをした後に出荷する為に大量生産はできないのです。 価値あるスピーカーである事はお分かり頂けたかと思いますが、聴感上でも非常に優秀なスピーカーである事は間違いありません。  
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